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前回、「若者ともっとディスカッションを!」というコラムを書きました。(その記事はこちら


あるゼネコンの会議に出席させてもらったのですが、


「部下が育たないのは君たちの責任だ!」


と上層部の方が管理者を一刀しておりました。

 

人を教育する立場にある方は、部下や後輩に対して少しでも

「なんでわからないんだ!」

「なんで言ったことができないんだ!」


などと思ったことはありませんでしょうか?

私もそう思った事が何回もありました。


しかし、これは相手に

『伝わっていないから=理解していないから』

に他なりません。

言ったことが決して相手に伝わるとは限らないのです。


「言っても聞かない」ということは、「伝わっていない」のと一緒なのです。それはコミュニケーション不足が原因です。
自分本位で物事を伝えているからであって、相手が理解していないということです。


「アイツはもの覚えが悪い!」
と人のせいにしていませんか?

そう思っているのなら、その考えは今すぐやめましょう。

視点を変えれば「私は人を育てるのが下手です」と周りに言っているようなものなのですから。

 

『部下は上司の言うことを聞け!』という一方通行の時代はもうとっくに過ぎました。
たとえ威圧して命令・指示したとしても、部下はその時は言われて動きますが、実際はほとんど理解していないのです。それでは人を育てることは難しいでしょう。

人間は十人十色です。伝え方、教育も十人十色でなくてはなりません。

部下は管理者の奴隷でも駒でもありません。親身になって接してあげる気持ちが必要なのです。それにはディスカッションやコミュニケーションが大切なのです。

それよりまず一番は『部下に慕われる存在』になることなのですが…。

           
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