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昨今の学校教育は、右へならえの『団体行動、集団行動』から、

各々の価値観を尊重する『個人を重んじる教育』に変化しています。

しかも自ら教わるのではなく、教えられる・教えてもらうのが当たり前という時代になっています。


先日、ある就活コミュニティに参加させてもらった時の学生の言葉が印象的でした。

「価値観を押しつけるような会社は絶対に行きたくない」

とほとんどの人が言うのです。

能動的ではなく、人から言われないと動かない『受動的』な若者が多い中、この発言は矛盾する点があると思ったのですが…。

 

ようは
『仕事は教えてもらうのは当たり前』

しかし
『価値観は押し付けるな!』ということです。

 

仕事場は学校の延長と捉えている若者が多いという事実。

 

果たしてこの問題をどうクリアしていくのかが人材教育のひとつの『課題』です。

 

難しいですか?

決して難しくありません。

 

答えは簡単。

若者たちと頻繁ディスカッションすればいいのです。そしてお互いの価値観を共有し合えばいいのです。

『昔からこうなんだ!』とか『俺がこう言っているんだからつべこべ言わずこうしろ!』などと部下に対して発言していませんか?

それは『集団行動の発言』です。

 

そして『最近の若者は何考えているのかわからん!』と思っていませんか?

それは若者も同じなのです。

『年上の人の考え方は理解できない』そう思っています。いつの時代でもそうです。


なぜならディスカッションしていないからお互いが何を考えているのかわからないのです。

もっと世代の違う人同士が価値観を分かち合う場をもつこと、そして上の人たちがもっと広い心を持って接してあげることが必要なのです。

そうすれば仕事の教え方も、若者の育ち方も変わっていくでしょう。

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