出会えるべくして出会う。必ず出会える。

求人倍率は上昇し続け、これだけ世間では人材不足と言われている。求人を出してもさっぱり応募が来ない。求人広告や人材獲得にかける費用は膨らんでいくばかり。

もう、諦めるしかないのかな…。いつか落ち着く時が来るだろう…。

そんな、経営者の嘆く声を、最近よく耳にします。

これだけ悲壮感が広まると、求人・人材採用活動をするモチベーションも下がり続けるでしょう。

しかし、そこで諦めたらそこで終わり。諦めないでほしい!と私は言いたいです。

なぜなら…

業績を伸ばしている会社

がっちりマンデーって、日曜日の7:30~やっているテレビ番組、ご存知ですか?

日本で儲けている企業を取材して、儲かるキーポイントを教えてくれる番組なんですが、経営者の方であれば見られている方も多いのではないでしょうか?

私も時折見るのですが、その中で「棚卸しを代行する会社」がピックアップされていたんですね(会社名は忘れてしまいました)。

決算期に行う煩わしい棚卸し作業。以前は、棚卸の為に休業していたお店が多かったと思うのですが、最近はそういったお店をあまり見かけません。

休業すると売上に影響するってことで休業するわけにはいかない。ってことなんでしょうけれど、そうなると夜中に棚卸しをすることになる。夜中にすると従業員に負担がかかる。

なので、その会社は「あなたの代わりに、店が閉店した後、夜中から朝方にかけて棚卸しをしていきますよ。」っていう、サービスを行っているというのです。

しかし、閉店後から次のオープンまでに棚卸しを終了させるわけですから効率性が求められます。大きな店舗になると余計です。人員を増やそうとすればコストがかかりますし、そうなると1人あたりの品物を数えるスピードが要求されるわけです。

儲かる会社は達人がいる

そこで、その棚卸し代行の会社には「数をかぞえる達人」が存在していました。

その会社の話しでは、素人が品物を数えると、1時間で約1000個数えるのが関の山だそうです。1分あたり、16個前後です。

しかし達人になると、1時間に8400個、1分間あたり140個も品物を数えるといいます。

私も昔、棚卸しをしたことがあるのでわかるのですが、数をかぞえるという単純な作業を永遠とやるわけです。

数えても数えても終わらない。だんだんと目が酔ってきて、頭がグルグル回り出すくらい、単純で、かつ骨の折れる作業なんですね。

もう嫌だ!絶対に次はやりたくない!そう思ってしまうくらい苦痛でおもしろくない作業です。

しかしその達人は、そんな過酷な環境下で1時間に8400個の品物を数えるという荒業をやってのけるのです。

達人になれる2つの理由

それだけ短時間で品物をかぞえる秘訣は2つあると言います。

1つは「数える」のでなく「捉える」ということ。サイコロを振ったときに出た目が一瞬でその数字だとわかるように、品物を見たときに一瞬でその数がわかる技術をもっているということです。

そしてもう1つの理由は「好きだ」ということです。棚卸しをする作業が好きで好きでたまらない。好きすぎて、家には棚に商品を置いて常に数える訓練をしているということです。

その、棚卸しをしている仕事を、嬉しそうな表情で話している達人を見た時、まさに「神様から導かれ、与えられた天職なんだなぁ…」と強く感じました。

神様は人々に役割りを与えている

人間には必ず役割りがあると思います。世の中や社会の役割だけでなく、職業に対する役割です。

たとえば、将来の夢がプロ野球選手だっとしましょう。いくらプロ野球選手になりたいと思って努力してもなれない人もいれば、導かれるようにプロ野球選手になる人もいます。

小さい頃から勉強をして憧れの会社入ったとしても、向いてない人もいれば、向いている人もいる。

経営者になるべくしてなる人は、経営者になっていますし、そうでない人はサラリーマンになっている。

そうやって、世の中がまわっている。そう思うのです。

あなたの会社にもいませんか?

私が今、担当している工事会社にも、「この人、ちょっと向いてないんじゃないかな…」と思う人もいれば「この人はこの仕事をするために生まれてきたのではないか?」そう強く思う人がいます。

向いてない人は、生産性が高くなく、いつも「しんどい」って言っている一方で、向いているんじゃないかって思う人は、常に仕事に対して夢中ですし、「しんどい」って思ったことがほとんどないと言います。

そんな人は会社の売上にとても貢献していますし、まさに天職だなぁ…って思います。この会社に入社し、会社の戦力として導かれているんじゃないか。そう強く思うのです。

あなたの会社にも1人や2人、そういった「導かれた人材」がいるのではないでしょうか?

出会えるべくして出会える人のために

そう考えれば、あなたの会社に導かれるように入社し、水を得た魚のように活躍する人が今後も現れるのではないか。そう思えてならないのです。

そう思えば、求人や人材を確保するモチベーションが上がらないでしょうか?

もちろん、天職だと思える人と出会えるには、並大抵な努力では難しいかもしれません。光の見えない求人・採用活動をしなければいけないかもしれませんし、採用しても「天職だなぁ…」って思える育成や能力開発も必要かもしれません。

でも、もし「この仕事は自分にとって天職だ!」そう感じてくれる人に出会えたら…お互いハッピーじゃないでしょうか?

モチベーションを見つけませんか?

私自身、求人・採用活動が思うようにうまくいかない時、いつか「天職だと思ってくれる人と出会える!」そう感じながらいつも採用活動をしています。そう思えば少しでもモチベーションが上がるからです。

そして、ひょっとしたらまた出会わぬ、どこぞの誰かが「今している仕事が天職ではなく、つまらない仕事をしている」かもしれない。

そう思えば、その人と出会えるために、「これが自分が求めていた仕事だ~!」って思ってもらえるために、全力に採用活動をしなければならないのではないか。そうも思うのです。

あなたの会社にも、あなたの会社や仕事に導かれて入社してくる人材がいるはずです。

なので、求人・採用活動にモチベーションを持って、お互いの未来のために、出会えるべくして出会るために、全力で求人・採用活動をしてほしいと思います。

もし、求人・採用活動において、「モチベーションが上がらない」、「打開策が見つからなくひとりで悩んでいる」、そう感じているのでしたらご相談ください。

出会えるべく人に出会うために、この仕事に出会うべく出会えたと思ってもらえるために、一緒に打開策を考えていきましょう!