前回のつづきをお話しします。


私の採用活動方法の1つとして、

『異業界の未経験者を採用する』(前回の記事はこちら

ということを行っておりますが、

では、


『どの業界から採用してくるのか?』


ということなのですが、

 


かなり効果が高いと感じているのは


『建設業界と同じくらいの人手不足である業界』


ということです。

 

たとえば『介護職』


・かなりの体力仕事である。

・なのに収入が良くない。

・慢性的な人手不足である。

・ゆえに1人あたりの負担が大きい。


という現状です。

 

ご老人のお世話をするのが楽しくて、仕事にやりがいを見出している方は問題ないのですが、

『将来的に安定した仕事であるから』

という理由だけで介護の仕事を行っている方は少なくありません。

そんな方は、仕事に対して苦痛を感じています。

 

そこで『建設業界は人手不足で収入が上がってきている』という噂を耳にすると

ヨソの業界がとても良く見えてきます。

 

まさに『隣の芝は青く見える』状態になるのです。 

 

同じ事で、建設業界でも仕事が面白くない、やりがいを見出せない人間はヨソの業界が良く映ります。

ですから『前職は建設関係の仕事でした』という介護職の方もいるのです。

過酷だと思ってしまう労働環境にある業界同士は、『お互いトレードな関係』にあるのです。

 


同業界の人材

・メリット
   ・即戦力として採用できる

・デメリット

   ・獲得競争が激しい
   ・好待遇で迎えるだけの体力が必要

他業界の人材

・メリット

  ・人材獲得しやすい
  ・未経験なのでコストが抑えられる
  ・会社の色に染められやすい

・デメリット

  ・戦力にするためには数年必要

 


『未経験者が戦力になるまでに要した人件費』

と、

『好待遇で即戦力を採用した人件費』

を比べたら…??


という考え方もありますが、それは各々の会社によって方針が異なります。

 

このテーマについてはまた改めて言及してみたいと思います。