うわっ、大きな壁がやってきたぞ~~!!

こりゃ、今年も大変だ~!!

新卒入社時に最初に乗り越えなければいけない壁、それは…

5月病。これは新入社員を迎え入れた会社が最初に乗り越えなければならない大きな壁ですよね。(無論、入社して2週間もしないうちに辞めてしまう者もいますが、それはもう問題外ですね。)

5、6、7月あたりになってくると、新入社員の5月病なるものが少なからず発生します。これは本当に私も気を使います。自分で勝手に「五月病対策委員会」を立ち上げているほどです(笑)。

今回は「モチベーションが下がるどころか辞めてしまうんじゃないか?」と思われる新入社員の対策法を1つご紹介したいと思います。

たまたま出くわしたことで発見したこの方法は、新入社員が辞めるどころか、むしろモチベーションアップが期待できるかもしれませんので最後までお見逃しなく。

「しごと、ダッっるぅ~!」は過半を超える

マイナビさんの調査によると「五月病だと感じる新入社員は67%にも上る」という結果が出ています。つまり、100人の新入社員がいたら、そのうちの67人以上が倦怠期なのです。

ちょっと遅刻したり、挨拶の声がか細くなったり、表情が曇っていたり…、、

特に休み明けの月曜日になると特にそれを強く感じます。「元気か?」と声を掛けても「はい、元気です」とは言うものの、本音と建前があることはわかっています。

五月病は一種の精神病とも言われています。慣れない環境、緊張と緩和。それを起因とする鬱病だと言う人もいます。

「この仕事を本当に続けて行けるのか…?、この会社で本当に良かったのか…?」

そんな自分自身の葛藤と闘う時期でもあり、負ければ退社必至、気合だけでは乗り越えられないものでもあるのです。

あらゆる角度で倦怠期を乗り越えさせろ!

人間誰でも倦怠期とういか鬱というか、波は必ずやってくるものです。それをどう対処して乗り越えていくか…、もちろん本人の気持ちの持ち方は大事ですが、それをサポートしてあげるのも我々の役目ではないでしょうか?

とは言っても、いくら我々がサポートしても、説得しても相手に伝わらない…なんてこともあるでしょう。

そこで今回は、あることがキッカケで新入社員の意識が変わり、その会社の従業員であることに誇りを感じ、仕事も頑張ってくれるようになった事例をご紹介します。

これは私が意図的にやったことではありません。たまたま偶然に「新入社員の意識がコロッと変わってしまった」のです。

ウチの会社って〇〇なんですね。

近年は5月病シーズンを狙って、気分を変えれるようにさまざまな工夫をしています。たとえば社外研修などです。外の空気を吸ってもらうことによって、毎日のルーティンから外れることで刺激を与えるわけです。

で、去年の話しなのですが、某大手元請業者主催の、元請の新入社員と協力業者会の新入社員が集まる”研修会”というか「勉強会&交流会」に参加してもらったわけです。

新入社員がリフレッシュできるので、それだけでも効果はあると思うのですが、、「勉強&交流会」から戻ってきた新入社員に感想を聞いてみたところ、少し興奮気味でこんな返事が返ってきました。

「ウチの会社って、実は有名なんですね!」

詳しく聞いてみたところ、交流会にゼネコン会社のかなりのお偉いさんが見学に来られて、彼が話しかけれたというのです。「君、どこの所属?」と。

元請の社員をはじめ、その場に何百人と人がいる中、某大手ゼネコンのお偉いさんが突然現れたので周りはピリピリしていたそうです。そんな中、その空気に飲み込まれそうになりながらも彼は「ABC工業(意向により仮名にしています)です。」と言ったそうです。そしたら、、

「おぉ!君はABC工業の社員か!社長は元気にしているか?私も昔はお宅の会社によくお世話になったよ。いやぁ君、良い会社入ったな!頑張ってくれ!期待しているよ」そう言われたそうなんです。

彼は、オーラを放ったお偉いさんからかけられたその言葉に「胸が高鳴った」というか「何か血が騒いだ」と言っていました。なので、感想を聞いた私に「ウチの会社って有名なんですね。知りませんでした…」と言いたくなったのでしょう。

外部から刺激を与える

いくら我々があらゆる対策を講じようと思っても相手に響かないことがあります。そんな時は是非、周りの影響力を使ってみてください。

人間って身近の人の言うことより、なぜか他人から言われることをすんなり信じてしまうことがあります。たとえば、地位が高い人や発言力の高い人、自分に何かメリットをもたらしてくれそうな人などです。

いくら私が会社見学時に「ウチの会社はこんなに素晴らしいですよ!」ってなんて言っていたとしても半信半疑だったでしょう。それが外の環境で地位の高い人から言われているわけですから、「この会社で良かったんだ!」と自分で自分を納得させ、彼は会社に誇りを持ってくれるようになったわけです(たぶん…ですが)。

会社の内なる価値を見出すべし

一般の人には無名な会社でも、業界内では超有力会社。きっとそんなこともあるでしょう。そういった秘めたる会社の価値を最大限活かしてください。

「この会社って実はすごいんだ」そう思ってくれるようになったら、仕事を続けて行く意義を見出せるでしょうし、会社に誇りを持ってくれるようにもなるでしょう。たとえば大企業に就職した人って、そのネームバリューという優越感に浸る場合あるじゃないですか。そんな感じです。

これは本当にたまたま起きたことで、結果的に良かったと感じましたが、社内の檻に閉じ込めるだけでなく、外の環境に触れさせてみることも重要です。

さて、あなたはどんな五月病対策をされますか?独りで悩んでいるのでしたら、まずはご相談を。