先日、ある会社から人材確保についてサポートして欲しいとの相談を受けました。

その会社、毎年従業員の平均年齢が上がり続け、一番若手で38歳なんだそうです。若手人材を確保しないとなぁ…。なんて言いながらズルズルとここまで来てしまった。

気づいたら平均年齢が50歳を超えている…。これはヤバいぞ!と。そこで相談されてきたわけです。

しかし、率直に言うと、「あぁ、この会社は人材を確保することが難しいな」と感じてしまいました。

それは何故でしょうか、、

若手人材を確保できない会社の共通点

それは、人気の無い業種だったからではありません。待遇が良くないとか、会社の資力が低いとか、そういうことでもありません。

人材を確保することが難しい理由。それは、、

あまりにも言い訳が多かったから。なのです。

私が、人事担当であるその会社の役員さんと面談をしていると、出るわ出るわの言い訳の嵐と否定的な意見。

「新卒採用をお考えであれば、学校訪問へ行かれたほうがいい」と伝えても、「行く人間がおらん」とか、

「会社説明会はした方がいい」とアドバイスしても、「対応できる時間がないし、対応できる人がいない。」とか、

「若手人材を採用した後の育成計画はありますか?」と尋ねても「そんなもん採用してからの話しだ!」とか。

ああ言ったらこう言うで、まぁいろいろと言い訳が多かったわけです。否定的なんですね。

しまいには「だからあなたに依頼しようと思っていたんじゃないですか!!」と逆キレされてしまう始末。

私は相手に思わず聞いてしまいました。「本当に若手人材を確保したいのですか?」と。

はっきり申し上げて、そういった会社はいつまで経っても人材は確保できません。

仮に、他の人材系の会社に依頼したとしても、いくら私が代行業務を受託したとしても、人材を確保するのは難しいでしょう。

つまり人材を確保できていない会社はいろいろと言い訳が多く、否定的なわけです。

小さな会社が若手人材を確保するためには?

そこで、若手の人材確保のために、小さな会社が必ず持っていなければならない必要な要素があります。

小さな会社が、若手人材を確保し続ける大切な要素です。

なんだかおわかりですか?

それは、実行力です。

実行力というのは「自分で行動しなさい」ということではありません。

1つの意見、アイデア、物事に対して否定的に捉えずに「まず、やってみよう!」という決断する気持ちが大事だということです。

そして小さな会社は、他社とは異なった行動、違う視点、そして圧倒的な活動が必要です。

私が現在担当している会社の経営者は「今までのやり方ではもう通用しない!求人広告やハローワークに頼っていても無駄だ!」そう現実を見て視点を変えていきました。

そして、「人材を確保する為の専門的な人材が必要だ!」と、私に代行を依頼されました。

そして、お互いの意見を受け入れながら、「まずはやってみよう!」「何かあれば改善していけばいい」という精神で、あらゆる可能性に挑戦していったわけです。これが実行力ですね。


もちろん失敗はありますし、コストは安くはありませんでした。そういった負担はかかりますが、結果、人材採用活動に専念することで、多くの優秀な若手人材を確保できたわけです。

即座に決断し実行に移せますか?

人材確保に苦しんでいる会社の多くは、どうしても実行力が伴いません。

「考えてはいるんだけども…」だけで日々を過ごし、気づけば大きな事態が迫ってくるわけです。

「よしっ、いっちょやってみるか!」と思うか、「いやぁ、でもなぁ…」と思うかで、将来的に大きな差がついてくるのです。

一方、実行力、行動力はあっても、なかなか成果に結びつかない会社は、少し視点を変えるだけで大きく飛躍することがあります。そういった会社は、いろんな方の意見やアドバイスを受け入れると良いでしょう。

しかし「行き詰まりを感じている」「何をしたらいいのかわからない」と、まったく見当すらつかないという方もおられるかもしれません。そんな方は一度ご相談ください。実行に移してもらうことが前提ですが…。