大反響でした

前回、建設業の人員不足の原因は3Kでもなく、低賃金でもなく、

「日頃の行いの積み重ねから来ている」ということをお伝えしました。日頃の行いが周囲からのイメージを低下させているというとでした。前回の記事はコチラ

この記事、建設関係の方からの反響をたくさん頂いたのですが、それ以上に一般人の方からの反響が多かったのです。

「同感!」「激しく同意」などなど。

先日、暴行事件だったか何だったのか忘れてしまったのですが、Yahoo!ニュースで「逮捕されたのは解体作業員(22)と他3名」みたいなこと書かれていたんです。

数字は確かではありませんが、「解体作業員だけ強調せんでもええやろ!」と、「なんでそこだけピックアップしてんねん!」とツッコミたくなりました。

作業員がマスメディアに狙われる理由

なぜ、建設業関係が起こす犯罪はニュースにされるのかわかりますか??

いろんな論点はありますが、私から言えば、それは「売れるから」です。

「建設作業員が犯罪しましたよ~!」ってニュースで取り上げれば、みんなが興味を持って見てくれるからなんです。

つまり、世間の気持ちや声をマスメディアが煽っているんですね。

建設業界とマスコミ業界が仲悪いのかなぁ?とも思ってしまうのですが、

「やっぱり犯罪を犯すのは建設業関係だ!」と、メディアが世間に対してイメージを植え付けているんです。

けしからんですね、これは!

最近は公務員なんかの犯罪も取り上げられてきました。警察官、教師、消防士、自衛隊の、、性犯罪、覚せい剤、暴力など、、、ですね。

ひと昔前は「揉め消し」ということが頻繁にあったのですが(元関係者いわく)、今は揉み消しもできない時代になりました。

そしてこれもまたニュースに取り上げれば「売れるネタ」になるわけです。

これは「まさか!」「それは遺憾だ!」と、世間の期待を裏切るギャップを煽っているわけです。最近は「またか…」という空気になってきていますが。。。

建設業界と低金利の共通点

建設作業員の犯罪はイメージを助長させるもの、公務員の犯罪は期待を裏切るもの、それぞれ役割が違うわけですが、これは逆に建設業界にとってはチャンスでもあるんです。

どこがチャンスかと言いますと、、

人間の脳はギャップというものが大好きです。例えば、公務員がいくら良い行いをしても「そりゃ当たり前だろ」と、相手の印象にも残りません。

しかしこれが逆に犯罪をするとイメージとのギャップが広がり、相手の印象を悪くさせます。ギャップが広がると人間の脳は一時的に快になると言われています。

だからそういったギャップのあるニュース、特にネガティブニュースは拡散されやすい傾向にあります。なので公務員はもうイメージダウンしかないわけですね。

ボーナスシーズンになると国民の敵になりますから、その時に余計に犯罪をするとイメージがどんどん下がるわけです。

逆に、我々建設業界はどうでしょう?

イメージが下がる余地がありません。今の低金利時代のように、もうこれ以上金利が下がらないくらいイメージが下がっているわけです。

だったら?もうイメージとしては上がるしかないじゃないですか!

そう!イメージを上げる行為をしていけば、世間は「あれ??なんかイメージと違う」というギャップに置かれるわけです。

そして良い行動をしていけば、どんどんイメージが定着していくはずです(私の理論ですが…)!

なので、これはチャンスなのです。

さらに「あの会社は建築屋さんの中でもかなり好印象だ!」と、周りとのギャップで建設会社を出し抜くことも可能なハズなのです(私の推測ではありますが…)!

もう止めにしましょう

前回も言いましたけど、私たちの業界は「どこも雇ってくれない人の受け皿」としてしか見られていないのは本当にツラいです。

これは小さな行為の積み重ねから来ているのでしょうけれどね。

毎年、新卒採用を行いますが、そういった視点で見てくる進路指導の方も実際におられます。

なので、イメージ改善に毎年取り組んでおります。と言っても従業員にはなかなか伝わらないのですが…。

先日も夜中にコンビニに行ったら、キンパツで作業着を着た少年がたむろして騒いでいたわけです(カツアゲされないか心配でした…)。

きっと名前からして解体業かなぁとは思ったんですが。これがウチの従業員だったら(実は夜中のたむろ経験アリです)…と、世間の評判は落ちるばかりです。

こういった行為は、マジメに職人業としてやっている人たちに対しても迷惑なんですよね。ほんとに。

なんか愚痴ぽくなってしまいました、、すみません。

今こそイメージの改善を

何が言いたかったのか?と言いますと、、

このサイトをご覧になってくれている方は、業界のイメージを払拭しようと努力されている方も多いです。

ですから1人1人が力を合わせてイメージを良くし、

社会的地位を上げて行こうではありませんか!

ということが言いたかったのです。

私が社長なら、、会社を上げてボランティア活動をしたり、子供やご高齢者と触れ合ったり、社会に貢献できるようなことがしたいですね。従業員の気持ちも変わるかもしれません。

では今日はこの辺で。最後までありがとうございました。