9月~10月は高卒採用が活発化するシーズンです。

今年度は予想していた以上に慌ただしく、10月時点で採用予定数をクリアしそうです。

・えっ!?ウチなんて1人も引き合いがないぞ!
・どうやって採用してるの?

と同業者からの声をいただくのですが、、多くは採用活動に充てられる時間が無いせいか、まだまだ緩く捉えてらっしゃる方が多いような気がします。

地方の名の知れない小さな会社が、そして人気の「に」の字も無い業界が、なぜここまで早く人材を獲得できるのか?

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それは「地道な情報収集と戦略を立てて実行しているから」他なりません。

先日ハローワークに出向き、いろいろ調査をしていたのですが、「人が集まらない」という理由で、簡単に条件変更をしてしまう会社がいくつも存在していました。実際、条件変更をしたところで「人が集まるか?」と言えば難しいでしょう。

商売で言えば「モノが売れないから値段を下げる」というような行為です。確かに価格弾力性というものは存在しますが、いくら値段を下げられたところで「要らないモノは要らない」のです。

モノの値段を下げることもそうですが、求人の条件を変更する、つまり給与を上げたりすることは戦略的ではありません。最終的に自分の首を絞めていくことになります。緩く捉えているのです。

高卒採用は年々熾烈になってきています。しかしそれは母数(求人数)が増えて求人倍率が上がっているだけのことです。緻密な戦略を立てて実行すれば、他社が人材獲得を緩く捉えている間は人材を獲得し続けることができます。

・少子高齢化だから…
・人気のない業種だから…

などと言っていては、いつまで経っても状況は好転しませんし、獲得できたかもしれない「若き人材」を他社に奪われて行くだけです。

漠然と活動するのではなく緻密に計画し活動していく。戦略的に!です。

「リサーチ」→「計画、仮説」→「実行」→「検証」→「改善」

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