結局は、優秀な人材を獲得しても、辞める時は辞めるというお話しです。


先日、将来を有望されていた若者が突然退職してしまいました。

時間をかけて獲得した人材だけにショックでした。

現場の指導者の理不尽な指導法に納得がいかない

という理由でした。

ああ172132-min


現場の指導者からは

オレの言う事を聞けないヤツなんかいらない!

もっと優秀な人間集めて来い!

と言われています。


ようは、イエスマンや手のかからない人間を集めて来い!と言いたいのでしょうが、

まず地方の小さな会社に優秀な人材が来ることはほぼあり得ません


まだそんな意識を持っている指導者がいる事、そして現代の人材教育に対する価値観が違うことに違和感を覚えます。

また当社は、他社に比べて圧倒的に若い人材を獲得していることもあり

誰でも簡単に人材を獲得できる

と思われていることもあるのですが、

人材を獲得することができない零細企業の厳しさを理解してもらえないのが少々ツラく感じます。

 

人材を獲得しようとする時、獲得したい理想の人間像があるかと思います。

しかし小さな会社は、理想の人間を追い求めるより、まず人を獲得することが先決だと思います。

そして入社して来てくれた従業員の素質や可能性を指導者が見出し、理想の人材に育てていかないといけないのです。

それには

オレのやり方はこうだ!」とか「昔はこうだった!

などの指導者のプライドや固定概念なんて必要ありません。

その意識を持たないと、いつまで経っても人材を獲得できませんし人が定着していかないのです。

どんなに優秀な人材が獲得できても離れて行ってしまうのです。

それが中小零細の宿命なのです。

それを気づけるか否か…です。